吉見グループ河村研究員の論文がPhysical Review B誌に掲載されました。
PCoMS吉見グループの河村研究員による、ホウ炭化物超伝導体の第一原理的研究に関する論文がPhysical Review B誌に掲載されました。
PCoMS吉見グループの河村研究員による論文
"Anisotropic superconducting gaps in YNi2B2C: A first-principles investigation"
がAmerican Physical Society の発行する Physical Review B誌に掲載されました。
YNi2B2Cはホウ炭化物グループに属する化合物であり、フォノン媒介型超伝導体でありながら極めて異方的な超伝導ギャップを持つ物質として注目を集めています。本研究では超伝導密度汎関数理論に基づく第一原理計算から、この異方性がフェルミ面上での軌道混成の大幅な変化により引き起こされることを明らかにしました。この研究は東京大学の明石僚介氏、常行真司氏との共同研究です。
オンライン版の論文へは、下記のリンクからアクセスできます。
http://journals.aps.org/prb/abstract/10.1103/PhysRevB.95.054506