現在位置: ホーム 次世代研究者の活動 研究業績 論文実績 吉見グループ河村研究員らの共著論文がJournal of Physics: Condensed Matter誌に掲載されました。

吉見グループ河村研究員らの共著論文がJournal of Physics: Condensed Matter誌に掲載されました。

吉見グループ河村研究員が共著として加わった、第一原理計算プログラムパッケージ "Quantum ESPRESSO" の開発に関する論文が Journal of Physics: Condensed Matter 誌に掲載されました。 また Psi-k (欧州第一原理コミュニティ) の月間ハイライトで取り上げられました。

Quantum ESPRESSOは平面波基底および擬ポテンシャル法を用いたオープンソースの第一原理計算プログラムパッケージで、密度汎関数摂動法によるフォノン計算等の豊富な機能と分かり易いインターフェース、リーズナブルな並列計算性能などにより国際的に非常に多くの研究者に利用されています。このプログラムパッケージはイタリア、ウーディネ大学のP. Giannozzi教授を中心とした多くの国々の研究者らによって開発されており、河村研究員は主にフォノンや状態密度、フェルミ面の計算に関する部分の開発に寄与しています。

この論文では近年Quantum ESPRESSOに追加された機能について書かれています。以下はその抜粋です。

  • ハイブリッド汎関数に対する高速な計算手法
  • 時間依存密度汎関数理論による、非占有軌道を用いない応答関数の計算
  • 非占有軌道を用いないGW計算
  • DFT+UにおけるハバードUの第一原理計算
  • ファン・デル・ワールス汎関数の改良
  • スピン軌道相互作用のある系でのPAW法
  • 溶媒中の電子状態計算の改良
  • GIPAW法によるNMRスペクトルの計算
  • 三次非調和項(フォノン-フォノン散乱)の計算と熱伝導
  • ワニエ関数を用いた電子-フォノン計算
  • LAMMPSとの結合によるQM-MM
  • i-Piインターフェースを用いた経路積分分子動力学法

この研究はウーディネ大学のP. Giannozzi教授らとの共同研究です。この論文は英国のIOP出版社の発行するJournal of Physics: Condensed Matter誌に掲載されました。

 

"Advanced capabilities for materials modelling with Quantum ESPRESSO"

P. Giannozzi, O. Andreussi, T. Brumme, O. Bunau, M. Buongiorno Nardelli, M. Calandra, R. Car, C Cavazzoni, D. Ceresoli, M. Cococcioni, N. Colonna, I. Carnimeo, A. Dal Corso, S. de Gironcoli, P. Delugas, R. A. DiStasio Jr, A. Ferretti, A. Floris, G. Fratesi, G. Fugallo, R. Gebauer, U. Gerstmann, F. Giustino, T. Gorni, J. Jia, M. Kawamura, H.-Y. Ko, A. Kokalj, E. Küçükbenli, M. Lazzeri, M. Marsili, N. Marzari, F. Mauri, N. L. Nguyen, H.-V. Nguyen, A. Otero-de-la-Roza, L. Paulatto, S. Poncé, D. Rocca, R. Sabatini, B. Santra, M. Schlipf, A. P. Seitsonen, A. Smogunov, I. Timrov, T. Thonhauser, P. Umari, N. Vast, X. Wu and S. Baroni

J. Phys.: Condens. Matter 29, 465901 (2017).

 

オンライン版ジャーナル

http://iopscience.iop.org/article/10.1088/1361-648X/aa8f79/meta

Psi-kハイライト

http://psi-k.net/highlights/